シンデレラストーリーになるまで

信じていれば夢は叶う。

私とよさこい-再会-

 よさこいを始めて約半年が経ち、大きなお祭りがありました。今回は、そのお祭りで小学生の頃所属していたチーム(以降チームSと言うことにします。)のリーダーと再会した話をします。

 

 チームSが現在も活動していることを知っていましたが、実家の地域のチームということもあり、入ることはしませんでした。(実家にいる父とはよくない形で絶縁したため。)また、大人になった今、自分自身で見つけたチーム(現在所属の、以降チームNと言うことにします。)で新たに始めたいという気持ちもありました。

 

 新しくチームNに所属した際に、小学生の時によさこい経験があること、そして無念にもやめさせられてしまったことなどを話していました。その際、長年よさこいをしている人(以降Pさんと呼びます。)に、前所属していたチーム名を聞かれたので伝えると、昔からチームSのリーダーと交流があったようで、今の私のことをチームSのリーダーに話してくれていたそうです。私はというと、なんだか気まずい気持ちがあり、何度かお祭りで見かけても声をかけに行くことはできないでいました。

でも、やはり演舞は気になり、大きなお祭りがあった際にチームSの演舞を観ていました。すると、Pさんが声をかけにきました。

「この前Y(チームSのリーダー)に会ってね、あちゃのことを話したんよ。そしたら「親父がちょっと大変な子やろ〜」って言ってたわ笑 覚えてたよ。」

※このYさんは、「私とよさこい②」に出てくるリーダーとは違う方ですが、同じようによくしてくれた方です。「私とよさこい②」に出てくるリーダーさんはもうおられませんでした。

「私、お祭りで会ってもどんな顔して会えばいいか分からなくて、全然声かけることできなくて…。」

「あいつはそんなの気にしてないよ!別のチームだろうと、どこかでよさこい続けてくれてたらいいなって思ってるタイプだから!」

 

と、Pさんは教えてくれました。「覚えている」そのことが衝撃的で、嬉しくて、私は驚きながら涙が溢れてきました。15年も前のことなのに…たくさんの人が所属したりやめたりしていっているだろうに…父親のことまで覚えているなんて。(それほど衝撃的な父だったのかもしれない。笑)これまで半年間見かけても声をかける勇気が出ませんでしたが、この演舞が終わったら声をかけようと決意しました。

 

そして声をかけた際

「Yさん!」

「あー!!!あちゃー!!!久しぶりだね。元気にしてた?よさこい続けてるって聞いて嬉しかったよ〜!」

「すみません、私なかなか声かけられず…。小学生のとかの方がとても無念で…。」

「全然気にしてないよー!あんたが元気によさこい続けてくれてることが嬉しいわあ!」

 

 子供の時は、引っ込み思案だったため、直接こんなに思いを伝えるようなことはできませんでした。当時はできなかった会話をすることができ、思いを伝えることができ、感極まって涙が止まりませんでした。

 その後、当時の友達のお母さんにも会い、懐かしの再会を楽しみました。

 

 あの時、チームSとは辛い別れで終わってしまったけれど、またこうして良い形で再会できたことがとても嬉しかったです。やめた時に抱きしめてくれたリーダーの方はいなかったのですが、またどこかの機会に会えたらな、と思います。その時は、自分の思いをしっかり伝えたいですね。

 

 今後も「私とよさこい」は続いていきますが、ブログの記事は一旦ここで終了です。辛い過去のを吹き飛ばすように、笑顔で楽しく踊っていきます!